近代文学から学ぶ現代の多様性

こんにちは。
健康教養推進委員会より健康と教養に関するコラムをお届けします。
今回はFukoさんより「近代文学から学ぶ現代の日本」についてお話ししてもらいました。

日本の最古の恋愛小説は『源氏物語』と言われておりますがご存じでしょうか?

健康からも教養からもほど遠いと言われている私ですが、大学では一般教養を学んできました。

今回はダイエットや筋トレといった話ではなく、私が今まで学んできた教養についてお話させていただきます!ちなみにダイエットは毎日10K走ると痩せると思っています。

話は戻りますが、日本最古の恋愛小説は源氏物語と言われています。「恋愛」という「ことば」は明治時代に作られたことばです。平安時代は「恋愛」という価値観が存在していない時代ですから「恋物語」という方が正しいです。

名前は知っていても、読んでいる人はほぼいない源氏物語だと思いますが内容は知っていますか?

主人公の光源氏は父親(帝)の妻、義理の母と一線を超えたり、義理母は光源氏との子供を帝との子供として育てて、帝は気づかずに溺愛したりします。これがかの有名な若紫の章です。とんでもないお話です。

源氏物語を呼んだ巌本善治はなかなか鋭いことを言います。

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「Love」を翻訳するのに、源氏物語などでみられる「色」や「恋」という字は不適切である。新しく「恋愛」という言葉を作らなければいけなかったのだ。

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「Love」に相当するのは『アーサー王と円卓の騎士』等でみられる遠くの美しいものに導かれるロマンスで、かつての日本には概念すらなかったのです。

平安時代の恋愛文化は、どろどろの恋愛と悲恋な恋の話がほとんどを占めています。

(※ちなみに百人一首では「みせばやな-」が好きです。)

当時の日本にとって恋愛結婚なんてごくごく稀で、明治以降にロマンス小説が増えたのも頷けます。日本人が、考えてもいなかった「恋愛」という固定概念を打ち破り、理想の恋愛に焦がれていたんでしょうね。

現代になって多様化した恋愛小説は、多様化した現代社会を象徴しています。

恋愛に関してだけではなく、現在社会は様々なことが多様化しています。新しい小説を読むたびに書き手の視野の広さに感心します。わたしはまだまだ小さい世界にいるのだといつも実感しています。

大学のころの研究テーマは「近代文学からみる現代」でした。文学研究を文化人類学に組み込んで現在の社会について勉強しました。全部妄想と言われればその通りかもしれません。答えのないものをいつまでも読み解き続ける学生生活でしたがそれが楽しくて今でも続けています。

文学研究なんて全然興味のない方もいらっしゃるかもしれませんが、生意気な小娘がいつもどんなことに時間を割いているのか興味ありますよね!?

源氏物語じゃなくてもいいので、スマホに青空文庫をいれてたまには近代文学を読んでみてください。夏目漱石も、江戸川乱歩も、森鴎外も、樋口一葉も、「名前は知っている」より「読んだことあるよ」のほうがずっとかっこいいじゃないですか。

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