DX実現に向けたプロセスを徹底解説!

突然ですが皆さま「DXって何?」と聞かれて、パッと答えられますか?

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉は聞いたことのある方が多いかと思いますが、
「ビッグワードで抽象的で分かりづらい」
「説明までできない!」
「やらないといけないと分かっているけど何からやったら良いか分からない」
というお声をよく耳にします。

そこで今回は、DXについて簡単に分かりやすくご紹介させていただき、
DX推進に活かしていただけたらと思います。

【そもそもDXとは・・・】

DXを最初に唱えたスウェーデンウメオ大学のエリック教授はDXとは、
「デジタル技術が生活のあらゆる側面に変化を与え、リアル空間にデジタル技術が浸透することにより、組織・個人・社会に起こる変化」と定義しております。
また、経済産業省では、
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
と定義しております。

【DX実現までのフェーズ】
① デジタイゼーション(情報のデジタル化)
情報をアナログからデジタルへ変換しましょう!
(例)名刺をそのまま保管するのではなく、スキャンしてPDF化する
   紙の資料をPDF化したり、メールやチャットでデータのやり取りをしたりすることなど
② デジタライゼーション(プロセスのデジタル化)
デジタルデータを共有し、組織の業務で活用できるように、
業務プロセスのデジタル化をしましょう!
(例)名刺を電子化して保存する、保存データを分析して今後の営業活動に活かすなど
③デジタルトランスフォーメーション(デジタルデータとデジタル技術による企業変革:DX)
  デジタルデータやデジタル技術によって革新し、ビジネスそのものの変革や進化、
顧客起点の競争優位性を生み出す変革をしましょう!

このような3ステップを理解した上で、どの部分に課題があるのか全体像を把握した上で1ステップごとにDX化を図っていくことが大切です。

その中でもデジタイゼーションとデジタライゼーションのフェーズで悩んでいる企業が多いかと思います。
まずはデジタイゼーションの見直しから始め、デジタライゼーション実現を目指していくことから始めていきましょう!

【参考文献】
荒瀬光宏「1冊目に読みたい DXの教科書」 SB Creative